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パソコンの製品レビュー

Lenovo ideaPad Windows10

 発表されたパソコンの製品に関する批評、購入あるいは借用した製品についてのレビュー記事です。筆者はWebサイト、Blogなどの執筆活動をしており、様々な製品に触れる機会があります。記事・動画の量産レビューアーとは一線を画して、一消費者として原点に立ち返ってメーカー、製品コンセプト、使用感について素直な感想を綴っています。

 近年を取り巻く情勢から、私はパソコンの利用スタイルについては次のように考えています。

よいものを長く使う・ルール
 使いやすく、品質の優れたよいもの、慣れたものを長く使う志向です。売価が安いだけで機能や性能が劣るもの、品質が悪いものは避けるようにしています。PCの場合にはよく吟味したうえでCore i7以上、オンボードの機種ではGPUは上位版、メモリは最大で買います。

トライアル・ルール
 先端技術、メーカーオリジナルの機構は実機を体験してから取り入れます。メーカーのPV動画やカタログだけでは購入しません。他のユーザーのブログ記事のみで判断することもしません。動画配信者や記者はネタになるので飛びつき買いしますが、一般消費者は一度買ったらなるべく長く使いたいと考えます。珍しいPCがほしいのではなくて道具としてきちんと使えるPCがほしいのだと思います。
 Apple Vision Proのような空間コンピューター製品についてはおもちゃとして、技術体験としては面白いと思います。生活を豊かに仕事の幅を広げてくけるアイテムになりそうです。ただし、ヘッドマウントディスプレイのような自己主張が激しい着用機器は主流にはならないと考えています。

3-2-1ルール
 パソコンには唯一のデータ存在させない様にしています。ローカルストレージはOS・アプリ領域と一時的に記録しておく空き領域があれば十分という考え方です。具体的なスペックはNVMe SSD 256GB~512GBです。
 OneDriveのようなクラウド・ストレージや手元のNASとリムーバブルメディアを活用して、3-2-1ルール※1でバックアップをします。OneDriveとNASにはPCと同期、リムーバブルメディアはポータブルSSD/HDD、USBフラッシュメモリを活用すると手間や費用を抑えられます。
 特に最近はランサムウェアによる脅威が高まっています。攻撃者の手で不正ソフトを介してPC内のデータが暗号化されてしまってアクセスできなくなる恐れがあります。ハードウェアに関して、HDDのようにデータリカバリーをすることがSSDは困難で一度故障すると全データロストになってしまう傾向があります。自ら撮影した動画像は取り戻すことができなくなりますし、ドキュメント類、原稿は再作成できなくはないものもありますが相当な労力が掛かります。

スペアルール
 ハイエンドPC 1台に依存するような買い方、使い方はしません。TOP目指してスコアを競うようなPCゲーマーではないので高性能よりも、可用性・耐久性を重視しています。PCやスマホのように使えなくなって仕事やプライベートで困るものに関しては予備(スペア)を所有しています。SDメモリカード、USBメモリのような記録媒体についても複数所有しています。一見すると無駄なように思いますが、機会損失の方が大きいという判断です。

 同機能もしくは代替可能な商品を保有して使う: PC本体、スマホ本体など。 4年使う予定で2年ずらしてデスクトップPCとノートPCを相互に購入するのが理想ですが、Windows10では最新OSとして現役で使える期間が長くなったので変則的にしています。

 同時に同一商品を購入するしてローリングして使う:消耗品類 バッテリパック、ACアダプターなど

ポートの選択ルール
 新規格ポートの採用にはニュートラルで望みます。Thunderbolt4は決め手ではない、PD対応USB-Cについては決め手になるというスタンスです。USB-Cは充電器のスマホ、タブレットとの共用化が可能で、安価なACアダプター、ハブや変換コネクタもあり汎用性が高いです。Thunderbolt4接続のドッキングステーションなどは高価でエントリーPC並の価格なので費用対効果に合いません。Thunderbolt4対応の液晶モニターのデイジーチェーン接続もモニターを買替えるタイミングまでは不要な機能です。


※1:常に3つのデータコピーを作成し、それらを2つの異なる媒体に保管し、1つはオフライン環境に保管するというルール

パソコンの製品レビュー
NEC LAVIE / VALUESTAR / VersaPro / Mateのレビューです。
Lenovo ThinkPadのレビューです。
そのほか HPやDELLの製品レビューがあります。
関連リンク 関連ページへのリンクです。

NECパソコン

 数十年前の国産パソコンはとても丈夫だったのですが、コモディティ化・低価格化の波に押されてよさが失われています。NECパーソナルコンピュータ(NECPC)が2011年にNECレノボ・ジャパングループ傘下になり、中身のハードウェアがLenovoになってあえてNECパソコンを選ぶ理由は無くなったと思っています。素直にLenovoを買ってしまったほうが安いからです。マザーボードはLenovoが設計したものを採用していて、もちろん「MADE IN CHINA」です。 もう国産だと思っている人はいないと思いますが、実際のところ日本で組み立てている製品も限られています。山形県のNECパーソナルコンピュータ株式会社 米沢事業場が生産拠点です。カスタマイズモデルの有機EL、大容量SSDなどが選べるような機種で組立をして、日本語の添付品(マニュアルなど)をキッティングしているくらいです。外装のロゴくらいしか違いがない機種も増えてきています。おそらく、コストダウンのためにエントリー~スタンダードモデルでは固定仕様の完成品を仕入れているかもしれません。NEC Directのカスタマイズパソコンは日本生産ということですがNECパーソナルコンピュータからLenovoへまとまった台数をセミオーダーして、顧客の注文に応じて組み立てているような商流なのだと思われます。

 LAVIE : 顧客→NECパーソナルコンピュータ→Lenovo
 VersaPro / Mate : 顧客→NEC→NECパーソナルコンピュータ→Lenovo

 群馬事業場は保守サポート拠点として稼働しています。メーカー保証期間内の修理や延長保証の対応のほか、修理依頼にも対応しています。なお、個人で使っているPCやタブレットであれば修理依頼は回避したいところです。システムボード交換になると8万円程になり、データも消去されてしまいます。街の修理屋さんだと相談に乗ってくれるところもあるかと思います。

実機レビュー

 ノートPCを中心にNX-Station Blogにレビュー記事をアップしました。

Lenovoパソコン

 レノボは中国の「聯想集団」です。世界のパソコンメーカーの買収を進めています。例えば、2004年にIBMからパソコン事業を買収してThinkPadを生産しています。なお、一部のThinkPadの米沢生産をしています。2011年にNECとドイツ メディオンからパソコン事業してシェアを拡大しました。2017年には富士通のパソコン事業を買収しています。買収は段階的で、まず共同出資や合弁の形を取り製品ブランドは維持しながら出資比率を変えていく方法をとっています。
 CPUのような主要PCパーツについては買収前後で調達先は変わりませんが価格交渉力が強くなっていることが想像できます。買収後のブランドのPCを買う消費者は従来と同じ価格帯で購入するでしょうから利益が増えることになります。

実機レビュー

 ノートPCとタブレットを中心にNX-Station Blogにレビュー記事をアップしました。

そのほかのメーカーのパソコン

 最近は派手なキャンペーンやTVCM打たなくなったHPDELLといった海外メーカーですが、製品自体はとてもよくなっています。日本向けの製品について、HPでは東京生産をしています。現在は東京都日野市の「日本HP 東京ファクトリー&ロジスティックスパーク」が生産拠点です。DELLはマレーシア・ペナン島のアジア工場(APCC:アジア・パシフィック・カスタマー・センター)、または中国・厦門(アモイ)の中国工場(CCC:チャイナ・カスタマー・センター)で生産しています。

実機レビュー

 レッツノートやdynabookの利用は最近ご無沙汰しています。

関連リンク
パソコンの製品レビュー 製品に関する批評、購入あるいは借用した製品についてのレビューです。
パソコンの使用レポート 使用体験に基づく活用事例、修理、改造、メンテナンスについて解説します。
ナビ得PC ナビ得のPC紹介ページ。



更新履歴

更新日:2023年06月10日
作成日:NX-Station前サイトから移行
その他:構成を見直し、大幅に加筆

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